北海道白老町に自生する
オオイタドリを
人の手で丁寧に採取しています。
イタドリは漢字で「虎杖」。
「ナチュの森」が位置する
白老町虎杖浜(こじょうはま)は、
その名の通りオオイタドリの群生地です。
根が深く優に2mを超えるほど大きく、
古くから生活の知恵として活用されてきた
オオイタドリの、新たな活用の道を模索していました。
未活用の素材を活かす
これまで化粧品の材料としては注目されてこなかったオオイタドリ。民間薬や山菜として知られる反面、生命力が強く他の植物の生育を妨げるため、地域では厄介者としても扱われてきました。
その「抜いても次々と生えてくる」力強い” 根” には、何か秘めた力があるのではと研究を続けて8年。大学との産学連携の結果、オオイタドリ根エキスは頭皮ケアに驚くほどパワーがあることを発見しました。
大人が隠れてしまうほどの大きさ
力強い根
大きな葉は虫がつきやすい。そのため、毎年一番状態の良い時季を見極め、きれいな葉を一枚一枚丁寧に摘み、洗浄、乾燥します。
地中に張り巡る力強く太い根は、一つ掘り起こすのに大人2人がかりで30分以上。しっかり土を洗い流し、まるで木のように堅く乾燥させた根をひとつひとつ細かく砕き、そこからオリジナルのエキスを抽出します。採取から原料になるまで、その多くの工程を人の手で丁寧に。この作業は、白老町の就労支援施設の方々にご協力いただきながら行っています。
痛み止めからスカルプケアまで
大きさの分だけ可能性を秘めるオオイタドリ
昔から痛み止めの野草として知られているオオイタドリは、現代の研究と技術を持ってスカルプケア製品の原料に。有効成分が凝縮された根エキスは頭皮の巡りを促し、髪のエイジング悩みに新しい可能性を与えます。ポリフェノールが豊富に含まれた葉は、乾燥させ香ばしく焙煎したのち、クセの少ない飲みやすいお茶となります。