HOME > 読み物TOP > ハッカ > ハッカ油をお風呂に入れても大丈夫?知っておきたい注意点と入浴料の選び方

読み物

ハッカ

ハッカ油をお風呂に入れても大丈夫?知っておきたい注意点と入浴料の選び方

2026.10.22

ハッカ油をお風呂に何滴入れればよいか、という疑問にお答えします。精油がお湯に溶けにくい理由や、小さなお子さま・妊娠中の方・ペットがいるご家庭での注意点をまとめました。和ハッカの香りを楽しめるアロマバスエッセンスの使い方もご紹介します。

「お風呂にハッカ油を入れると涼しいらしい」 「でも、何滴入れればいいのかよくわからない」

「そのままお湯に入れてもいいの?」と気になっている方もいるかもしれません。

ナチュラルアイランドでは、ハッカ油などの精油をご家庭で浴槽に加える方法はおすすめしていません。精油には水に溶けにくい性質があるため、何滴入れるかという目安や、手作りの入浴方法はご案内していないのです。

ハッカ油は、少量でも爽やかな香りを感じられる精油です。一方で、お湯に垂らしてかき混ぜても均一に混ざりにくく、一部が肌に触れて刺激を感じることがあります。

この記事では、ハッカ油をお風呂で使う際に知っておきたいことを整理し、和ハッカの香りを入浴で楽しみたい方に向けて、浴用に設計されたアロマバスエッセンスもご紹介します。

  • ハッカ油をお風呂に何滴入れるか、という疑問への答え
  • 精油をそのまま浴槽に入れる前に知っておきたいこと
  • メントールの清涼感と、体を冷やすことの違い
  • アロマバスエッセンスの特徴と正しい使い方

私たちは、北海道・滝上町で育つ和ハッカ「JM-23号」を原料とした製品づくりに取り組んでいます。植物を身近に扱うメーカーとして、香りの魅力とともに、使う際に気をつけたい点もお伝えしたいと考えています。

▶ アロマバスエッセンス(和ハッカとグレープフルーツ)を見る

ハッカ油は何滴入れる?当社が滴数をご案内しない理由

「ハッカ油は何滴くらい入れるものですか?」という質問をいただくことがありますが、当社では入浴用の滴数の目安はご案内していません。全身浴・半身浴を問わず、ご家庭で精油を浴槽に加える方法はおすすめしていないためです。

ハッカ油の小瓶とミントの葉

とはいえ、ハッカの香りをお風呂で楽しむ方法がないわけではありません。精油そのものと、入浴用に処方された製品とでは、扱い方が異なります。

方法

ナチュラルアイランドの考え方

ハッカ油の原液を湯に直接垂らす

当社ではおすすめしていません。精油は水に溶けにくく、肌に触れる場合があるためです。

塩・重曹・キャリアオイルに精油を混ぜて湯に入れる

混ぜても浴槽内で均一に広がるとは限らないため、当社では手作りの方法は紹介していません。

浴用として販売されている入浴料を使う

製品の使用方法や注意事項を確認してお使いください。肌に合わないときは使用を中止しましょう。

アロマテラピーでの使い方と、私たちがおすすめする方法

公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)では、精油を原液のまま浴槽へ直接入れないよう注意を促し、所定の基材を使う方法も紹介しています。精油を使う際には、使用量や混ぜ方など、いくつか気をつけたい点があります。

ナチュラルアイランドでは、基材と混ぜても浴槽内での混ざり方や肌への触れ方を家庭で確かめるのは難しいことから、ご家庭で手作りする方法よりも、浴用に処方された入浴料を選ぶことをおすすめしています。

お風呂960_640.jpg

ハッカ油をお風呂で使う前に知っておきたい3つのこと

① ハッカ油はお湯に溶けにくい性質があります

ハッカ油はお湯に溶けにくい性質があります。

浴槽へ精油を直接垂らすと、湯面などに油滴が残ることがあります。その部分が肌に触れると、刺激を感じる場合があります。

精油の小瓶と、ビーカーやスプーンなどの道具

お湯の量が多くても、精油が均一に混ざっていなければ、肌に触れる部分の濃度を滴数だけで判断することはできません。肌が敏感な方はもちろん、そうでない方も気をつけたい点です。

② 塩や重曹に混ぜても、お湯に均一に広がるとは限りません

ハッカ油を塩や重曹に混ぜる方法を見かけることがあります。ただし、それらの材料と混ぜても、浴槽のお湯の中で精油が均一に広がるとは限りません。

植物油(キャリアオイル)も、水に溶けるものではありません。ご家庭で混ざり方を確かめるのは難しいため、当社では手作りの入浴レシピは紹介せず、浴用につくられた製品をおすすめしています。

③ 清涼感の強さや、肌への感じ方には個人差があります

ハッカ油にはメントールなどの芳香成分が含まれています。精油が肌や目のまわりなどにまとまって触れると、ヒリつきや赤みにつながることがあります。爽やかに感じる程度にも個人差があるため、少量だからといって刺激が起こらないとは限りません。

もし精油が皮膚に付いて刺激を感じたら、十分な流水で洗い流してください。目に入った場合もこすらず流水で洗い、痛みや違和感が続くときは医療機関に相談しましょう。

浴槽へ精油を入れたあとに肌の刺激などを感じた場合は、無理をせず入浴をやめ、そのお湯の再使用は控えてください。

ハッカの「涼しい」という感覚と、体温の変化について

私たちの皮膚の感覚神経には、TRPM8(ティーアールピーエムエイト)という、冷たさやメントールに反応する受容体があります。

これは本来、23〜26℃以下の冷たさを感じ取り、脳に伝えるためのセンサーです。 自然科学研究機構 生理学研究所の『温度生物学ハンドブック』では、TRPM8はハッカ油の主成分であるメントールの受容体として同定された、と説明されています。

メントールがこの受容体を刺激すると、実際の温度が大きく変わらなくても涼しく感じることがあります。一方、周囲の条件や水分の蒸発などによって、皮膚表面の温度が一時的に変化する場合もあります。清涼感は感覚によるものですが、皮膚表面の温度がまったく変わらないという意味ではありません。

ここで知っておきたいのは、涼しく感じることと、実際に体を冷やすことは別だという点です。ハッカ油やミントの香りは、熱中症や発熱時に体を冷やす方法の代わりにはなりません。

暑い時期の入浴では清涼感に頼らず、入浴の前後にこまめに水分を補給しましょう。

肌やご家族、浴槽の環境に合わせて気をつけたいこと

肌が敏感な方や、小さなお子さまがいるご家庭では

精油を直接浴槽に加える方法は、年齢や肌質にかかわらずおすすめしていません。とくに小さなお子さまや肌が敏感な方がいるご家庭では、使用する入浴料の種類や注意事項をよく確認しましょう。

浴用製品を選ぶ場合も、対象年齢、使用量、アレルギーに関する表示を必ず確認しましょう。配合された香りや保湿成分が、すべての方の肌に合うとは限りません。

妊娠中・持病がある方は、表示や体調を確認しましょう

妊娠中は香りや肌の状態に変化が生じることがあります。使用できるかどうかは製品ごとの注意事項を確認してください。持病がある方や通院中の方も含め、心配な場合は医師などに相談しましょう。

なお、当社のアロマバスエッセンスについては、妊娠中は肌や香りに敏感になりやすいことから、使用をお控えいただくよう公式にご案内しています。

猫や小動物と暮らしている場合にも、精油の取り扱いに気をつけて

猫などの動物は、精油の一部成分に対して人とは異なる反応を示すことがあります。精油が付いたお湯や床をなめる、被毛に付着したものを毛づくろいで取り込む、といった接触にも注意が必要です。

ペットの体や生活空間へ精油を使うことは控えましょう。もし誤飲や接触が疑われる場合は獣医師に相談してください。人用の入浴料も、ペットへの使用を想定した製品ではありません。

浴槽や追い焚き機能についても確認しましょう

追い焚き機能付きの浴槽では、給湯器の取扱説明書を最優先にしてください。

塩・重曹・精油・油分などを家庭で混ぜた場合、浴槽や給湯器への影響は設備によって異なります。入浴料を選ぶときも、設備の使用条件に合っているか確認しておくと安心です。

市販の入浴料を使う場合でも、浴槽・給湯器の取扱説明書と製品表示の両方を確認してください。残り湯を洗濯に使えるかどうかも、製品ごとの説明に従いましょう。

北海道の和ハッカ「JM-23号」と、ナチュラルアイランドのものづくり

同じミント系の植物でも、和ハッカ、ペパーミント、スペアミントでは香りの印象や精油の成分構成に違いがあります。お風呂で楽しむ場合は、種類による香りの違いに加えて、製品の使い方にも目を向けてみてください。

少しだけ、私たちの話をさせてください。

北海道・滝上町の和ハッカ「JM-23号」の畑に立つ生産者

和ハッカは、かつて北海道の主要産業でした。 明治後期、北見地方では土地の開拓とともに栽培が盛んになります。 そして一時は、世界最大のハッカ産地となりました。

しかし、諸外国の市場進出や安価な合成メントールの普及により、産業は徐々に衰退していきます。

品種改良を担っていたハッカ研究所も、閉鎖の日を迎えました。 その最後に開発されていたのが、「JM-23号」という和ハッカです。

和ハッカ特有のスーッとした清涼感を活かしながら、香り高く改良された品種。 クールで爽やかでありながら、ほのかな甘みさえ感じられる香りを持ちます。

この品種を、北海道・滝上町で4世代にわたり守り続けているのが、生産農家の瀬川さんです。 研究所がなくなり、ハッカ農家の数が減ってもなお、作り続けたいと思わせる魅力がここにあります。 毎年9月の収穫期には、私たちナチュラルアイランドの社員も畑に入って収穫を手伝います。

和ハッカの収穫で、機械の操作を瀬川さんに教わる社員

私たちの和ハッカ製品は、この「JM-23号」に支えられています。

大切に育てられた和ハッカの香りを、毎日の暮らしの中で心地よく楽しんでいただきたい。そんな思いから、私たちは浴用に使える製品もつくっています。

和ハッカの香りをお風呂で楽しむ、アロマバスエッセンスという選択肢

アロマバスエッセンスは、浴用に設計された入浴料です

ナチュラルアイランドの「アロマバスエッセンス(和ハッカとグレープフルーツ)」は、浴用に処方された入浴料です。精油をそのままお湯に入れる方法とは異なり、配合成分や使用量が製品として定められています。

フレッシュなグレープフルーツの香りに、北海道産の和ハッカ「JM-23号」やレモンのすっきりした香りを重ねました。和ハッカの清涼感と柑橘のみずみずしさを、バスタイムに楽しめます。

カレンデュラ由来の保湿成分や、オリーブ果実油なども配合しています。製品の使用方法や注意事項を確認しながら、和ハッカの爽やかな香りをお楽しみいただけます。

アロマバスエッセンスの箱と、香りごとの個包装

使い方の目安と気をつけたいこと

300mLボトルは、家庭の浴槽に1回分(キャップ3〜4杯)を入れ、よくかき混ぜてから入浴してください。17mLのお試しサイズもあります。製品表示にある使用量を守り、肌に合わない場合は使用を中止してください。

キャップ960_640.jpg

1歳以上から使用できる製品ですが、お子さまは最初は規定量より薄めからお試しください。入浴の目安は湯温40度以下で5分程度、お子さまは38〜39度で3分以内と案内しています。キク科アレルギーのある方、妊娠中の方は使用をお控えいただくようご案内しています。

浴槽や給湯器の取扱説明書で、入浴料を使用できるか確認しておきましょう。

▶ アロマバスエッセンス(和ハッカとグレープフルーツ)300mLを見る

▶ アロマバスエッセンス(和ハッカとグレープフルーツ)17mLを見る

湯上がりには、肌の状態に合わせて保湿を

入浴後は、乾燥が気になる肌に保湿ケアを行いましょう。香りや清涼感だけで肌の状態を判断せず、気になる部分は化粧水やボディ用の保湿アイテムで整えてください。

カレンデュラ花束ボディジェルなど、季節やお好みの使用感に合わせて製品を選ぶ方法もあります。

▶ カレンデュラ花束ボディジェル リフレッシュハーブを見る

ハッカ油とお風呂についてのよくある質問

Q1.ハッカ油はお風呂に何滴入れればよいですか?

ナチュラルアイランドでは、浴槽に入れる精油の滴数はご案内していません。ハッカ油は水に溶けにくいため、入浴には浴用としてつくられた製品をおすすめしています。

Q2.塩や重曹に混ぜる方法ならどうですか?

塩や重曹に混ぜても、精油がお湯に均一に広がるとは限りません。ご家庭で混ざり方を確かめるのは難しいため、当社では手作りの入浴方法は紹介していません。

Q3.アロマバスエッセンスにも精油は含まれていますか?

香りの成分として、グレープフルーツ果皮油やハッカ葉油などの精油と香料を配合しています。ただし、精油の原液を直接浴槽へ入れるのではなく、浴用として処方された入浴料を、定められた使用量で使う製品です。

Q4.ハッカ油やミントの香りで体温は下がりますか?

メントールの清涼感は、体温が十分に下がったことを意味しません。熱中症や発熱時には、適切な冷却方法を選んでください。

Q5.子どもや妊娠中の人もアロマバスエッセンスを使えますか?

「和ハッカとグレープフルーツ」は1歳以上から使用できますが、最初は薄めからお試しください。妊娠中の方やキク科アレルギーのある方は、当社の表示に従い使用をお控えください。

Q6.追い焚きや残り湯の洗濯には使えますか?

入浴料と浴槽・給湯器の両方の説明を確認してください。残り湯の洗濯についても製品ごとに扱いが異なります。アロマバスエッセンスの場合は、公式の使用上の注意を参照してください。

まとめ|和ハッカの香りを、お風呂でも心地よく楽しむために

ハッカ油をお風呂で楽しみたいとき、何滴入れるか迷う方もいるかもしれません。ただ、精油はお湯に溶けにくく、肌への触れ方にも注意が必要です。ナチュラルアイランドでは、滴数を決めて使う方法よりも、浴用に設計された製品を選ぶことをおすすめしています。

  • ハッカ油は水に溶けにくく、お湯の表面に油滴が残ることがあります
  • 塩や重曹に混ぜても、精油がお湯に均一に広がるとは限りません
  • メントールによる清涼感は、体を冷やす対策とは異なります
  • 和ハッカの香りを楽しむなら、浴用製品の使い方を確認しましょう

私たちが大切にしている和ハッカの爽やかな香りを、お風呂でも心地よく楽しんでいただけたらうれしく思います。自分に合った製品を選び、毎日のバスタイムに取り入れてみてください。

アロマバス和ハッカ17ml960_640.jpg

▶ アロマバスエッセンス(和ハッカとグレープフルーツ)17mLを見る

アロマバス和ハッカ300ml960_640.jpg

▶ アロマバスエッセンス(和ハッカとグレープフルーツ)300mLを見る

▶ ハッカ油の使い方大全|用途別の分量と注意点・肌への使い方の正解

▶ ハッカとは?特徴・効果・使い方を北海道の和ハッカから解説

参考資料

ナチュラルアイランド
フラグシップ施設

ナチュの森

近くの取扱店舗を
お探しいただけます

ショップのご紹介
ナチュラルアイランド SNS公式アカウント
ナチュラルアイランド
SNS公式アカウント