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ナチュラルアイランドの物語 Vol.6『手づみのこだわり』

2025.10.22

ナチュラルアイランドがここへ辿り着くまでに生まれた
たくさんの物語の、ほんの一部をお話しします。

■花びら1枚に宿る力を引き出すために

ナチュラルアイランドの「カレンデュラ手づみシリーズ」、長年ご愛用くださっている方も多いのではないでしょうか? カレンデュラを使用している国内外の化粧品メーカーはあれど、「手づみ」を謳っている会社はそうそうありません(「カレンデュラ 手づみ」でネット検索してみてください)。今回は私たちが「手づみ」にこだわる理由をお話ししたいと思います。

北海道に初夏が訪れる7月頭、白老町にある「ナチュの森」の自社農園にカレンデュラの一番花が咲き始めます。89分咲きになったら一輪ずつ摘み取り、さらに花びらだけを外してビニールハウスの中で自然乾燥。これら一連の作業はすべて人の手で行われ、多い日には約6000個の花を収穫します。
もしかしたら「機械で一気に刈り取ればもっとたくさん収穫できるのでは?」と思われるかもしれませんね。
実は同じ植物でも花・葉・茎・根などそれぞれの部位が異なる役割を担っているため、含まれる成分も異なります。だから人の目で一輪ずつチェックして傷みのないフレッシュな花を選別し、花びらだけを取り外して乾燥させることで、純度の高い成分をギュッと凝縮できるのです。この緻密な作業は、機械任せでは決して成り立ちません。

こうして丁寧に処理された乾燥花を精製オリーブオイルにじっくり漬け込むことで、花びらの有用成分が抽出された「カレンデュラ手づみオイル」が完成します。
さらに私たちは、同じ花びらの中にも油に溶けやすい成分もあれば水に溶けやすい成分もあることに着目。水溶性エキスを抽出して乳酸菌で発酵させた独自成分「カレンデュラ花発酵エキス」の開発にも成功しました。
ちなみに、ナチュラルアイランド設立のきっかけとなったセントジョーンズワートも、花とつぼみだけを手作業で選別しています。「カレンデュラ手づみオイル」の鮮やかなオレンジ色も、「セントジョーンズ・サポートオイル」の真っ赤な色も、まさに花びら100%の証というわけです。

カレンデュラの花は一輪ずつ手作業で摘み取ります

■人と地域の未来を創るものづくり

決して効率的とはいえないけれど、良い製品づくりのために手間を惜しまない。
ナチュラルアイランドのものづくりを力強く支えてくれるパートナーが、町内の者就労支援施設〈フロンティア〉で働くみなさんたちです。自社農園での農作業や花の収穫、摘み取った花びらの乾燥などはもちろん、フラッグシップ施設「ナチュの森」の園内清掃や冬季の除雪なども請け負ってくださり、ナチュラルアイランドのものづくりをさまざまな形でサポートしてくださっています。

フロンティアさんが目指しているのは「地域の片隅で息を潜めて暮らす障がい者が一人もいなくなること」。
かつてフロンティアの運営に携わっていた西本栄治(現・ナチュラルアイランド 総合サービス部)は「障がいの違いを問わず、一人ひとりができることや得意なことを活かして働き、地域社会の一員として自立できるような環境をつくりたい。そのためにフロンティアのメンバーには1円でも多く賃金を払ってあげたい」と語ります。
また、農園の管理責任者・中出豪紀も言います。「フロンティアさんの根気強さや集中力、自然の小さな変化に気づく豊かな感受性が製品のクオリティにつながっています。一緒に働いてこそ学べることもたくさんあり、一緒に成長している手応えを日々感じています」。この2人の言葉に込められた関係性こそがナチュラルアイランドが目指す地域共生の姿だと考えています。

カレンデュラ手づみシリーズを手に取る時、まばゆいオレンジ色に輝く畑を、花びらを1枚ずつ取り分ける人々のひたむきな姿を思い浮かべてみてください。たくさんの人の手と思いから生まれるやさしさを、あなたの肌で感じてください。

想いのつまった新製品が生まれました

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