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ナチュラルアイランドの物語

ナチュラルアイランドの物語 Vol.1 『水』

2025.03.07

ナチュラルアイランドがここへ辿り着くまでに生まれた
たくさんの物語の、ほんの一部をお話しします。

物語の始まりは 「神の水」との出会いでした

■ 北海道の水で化粧品を作りたい

化粧品を作る上で最も多く使う原料は「水」。〈ナチュラルサイエンス〉の姉妹会社〈ナチュラルアイランド〉が誕生したきっかけも「水」でした。

ナチュラルサイエンス代表・小松令以子は肌が弱い子どものためにスキンケア製品の開発に着手し、1992年に親子で使える敏感肌用スキンケアブランド「ママ&キッズ」を設立。東京を拠点にスキンケア製品づくりに取り組んできました。

転機が訪れたのは2007年。現在ナチュラルアイランド営業部に所属する社員・横岡実が「日本に自生しない」といわれていたハーブ、セントジョーンズワートを北海道で偶然見つけたことがきっかけでした。セントジョーンズワートのオイルを製品化したいと考えていた横岡は縁あって小松と出会い、羊蹄山の麓・真狩村に畑を作ってセントジョーンズワートの栽培を始めることになったのです。
開花時期には小松も社員とともに畑へ駆け付け、収穫とエキスの抽出に汗を流す日々。ある時畑の近くに名水があると聞き、小松らは何気なく立ち寄って湧き水を飲んでみました。喉を通り抜ける冷たく澄み切った水のおいしいこと!感激した小松と横岡、そして同行メンバーの胸に、小さな夢が芽生えました。いつか北海道のきれいな水で化粧品を作りたい──。

■ 白老で出会った理想の水「カムイワッカ」

とはいえ、湧水ならなんでも良いというわけではありません。例えばミネラルが豊富な硬水は体に良くておいしい反面、カルシウムやマグネシウムの金属イオンが肌を刺激したり、肌への浸透を邪魔してしまうことがあるのです。
小松らは自分たちが作りたい製品にふさわしい水を求めて道内各地の名水スポットを巡り、水を採取しては成分分析に明け暮れました。
そして3年ほど経ち、出会ったのが白老町にある〈倶多楽湖(くったらこ)〉の水でした。

倶多楽湖は周囲約8kmの円いカルデラ湖。流入・流出する川がないため、たくわえられているのはほぼ雪解け水と雨のみで、水を汚すほどのプランクトンも生息していません。そのため水質は極めて良好で、環境省の調査で全国1位に選ばれたこともある折り紙つき。
倶多楽湖の水は湖底から地中へ浸透し、マグマの地層でゆっくりと濾過されて外輪山の麓に湧出しています。地元の人々が「カムイワッカ(アイヌ語で「神の水」)」と呼んだこの湧水を調べてみると、不純物がほとんどなくて肌なじみが良く、他の成分の良さを引き立ててくれる上質な軟水であることがわかりました。

3年の月日をかけて探し出した理想の湧水

■ 北海道の生産拠点〈ナチュの森〉が完成

小松は2011年に北海道の事業拠点として〈ナチュラルアイランド〉を設立。やっと巡り会えた理想の水で化粧品を作るため、白老町内での工場建設に向けて動き出しました。町内に工業団地はあるけれど、水道水しか使えないなら意味がない。湧水を使用できる場所はないか──悩んでいる時に白老町の役場から紹介されたのが、2年後に閉校予定の虎杖(こじょう)中学校でした。
しかしそこは支笏洞爺国立公園の特別区域内。工場用地として認可されておらず、環境への影響を懸念する住民の声も少なくありませんでした。
しかし小松は諦めずに白老町の役場や北海道庁に働きかけ、住民説明会を何度も開催し、「化粧品メーカーの責務として水環境を守り抜く」という信念を伝え続けました。

3年以上にわたる粘り強い活動の末、ついに認可を取得。2018年、工場と農園、ガーデンを融合させたスキンケア工園〈ナチュの森〉が誕生しました。
その後2022年に旧校舎をリノベーションしたものづくりミュージアム〈森の工舎〉が完成し、現在に至っています。

■ 全身で実感してほしい、カムイワッカの力

一般的な水道水は塩素消毒をしていますが、ナチュの森のきれいな水にその必要はありません。
いうまでもなく毎日水質検査をして、合格した水を製品作りはもちろん工場併設の各施設でも使用しています。倶多楽湖の湧水に全身を包まれる女性専用スパ〈アクアサロン〉、湧水を使った料理やドリンクが楽しめる〈スマイル食堂〉、湧水を使って8時間かけて抽出した水出しアイスコーヒーが自慢の〈蒸留カフェ〉。
夏季営業の〈ナチュラルガーデン〉では湧水の噴水が水しぶきを上げ、小さなお子さまも安心して水遊びを楽しんでいただけます。年間を通して水温15℃前後(サウナの水風呂くらい!)なので、暑い夏でも不思議なほどひんやり冷たいんですよ。
暑気払いに、ぜひナチュの森に足をお運びくださいね。

ナチュラルアイランドを象徴する花、カレンデュラを育むのももちろん倶多楽湖の湧水です。その力はカレンデュラの花びら11枚に宿り、オイルやエキスにぎゅっと凝縮されています。
ナチュラルアイランドの母なる「カムイワッカ」の力を、毎日のスキンケアで実感していただけるに違いありません。

有機栽培のカレンデュラ畑への水やりも湧水を使っています

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