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ナチュラルアイランドの物語
ナチュラルアイランドの物語 Vol. 9『香りへのこだわり』
2026.03.11
ナチュラルアイランドがここへ辿り着くまでに生まれた
たくさんの物語の、ほんの一部をお話しします。

■心と身体、記憶にコミットする香りの力
自然を、心に変えていく。
これは、ナチュラルアイランドのスローガンです。
北海道の自然の力を製品に変えて、肌や髪はもちろん心まで満たされる喜びをお届けしたい。ただ肌や髪をきれいにするだけでなく、自分を慈しむ豊かさや幸福感、ちょっと贅沢なひとときを体感できるスキンケアを提案したい──この想いを象徴するのが「香り」です。今回は、ナチュラルアイランドの製品を選ぶ理由のひとつに挙げるリピーターも多い「香り」を深掘りしてみましょう。
人間は「見る・聞く・触る・味わう・嗅ぐ」という五感を通して、さまざまな情報を取り入れています。その中でも唯一、脳に直接伝達されるのが嗅覚からの情報です。香りを嗅いだ瞬間、香りの情報は本能や感情などを司る大脳辺縁系へ、そして体温や血圧、食欲、睡眠などに関与する自律神経を司る視床下部へ伝達され、心はもちろん身体にもさまざまな影響を及ぼします。
おいしそうな料理の香りを嗅ぐとお腹が空いたり、森の中で深呼吸すると心が落ち着いたりするのも、科学的な理由があるのですね。
さらに嗅覚は大脳の中で記憶を司る海馬にも直接結びついているため、特定の香りを嗅ぐとそれに関係する過去の記憶がよみがえることがあります。この現象はフランスの作家、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の主人公がマドレーヌの香りで幼少時代を思い出す描写にちなんで「プルースト効果」と呼ばれるもの。
みなさまの中にも思い出を連れてくる特別な香りがあるのではないでしょうか?
■香水のラグジュアリー感をスキンケアにも
ナチュラルアイランドが大切にしている「やわらかな香り」も、こうした科学的エビデンスに基づく心身への影響を意識しながら作られています。
調香を手がけているのはフレグランスデザイナー、小松千紘。幼い頃からお菓子づくりが大好きで、家族に喜んでもらえるうれしさでキッチンに立ち続けていましたが、やがて製菓の化学的側面に興味を抱くようになったそうです。そして化学を専攻していた大学時代、百貨店で手に入れたフランスのメゾンが手がける香水がきっかけで香りのとりこになりました。
「香りに調香師の記憶や思い、メゾンの歴史やさまざまな物語が込められていることを知って感動したんです。それから香りについて調べていくうちに、香りはお菓子づくりに似ていると気づきました。どちらも素材同士の化学反応がベースでありながら、目に見えない作り手の記憶や感性、物語が加わることで人の心を揺さぶる存在に昇華する点が面白いなと思ったんです」
ナチュラルアイランドが大切にしている複雑で奥行きのある上質な香り。その原点は、小松が魅せられた「香水づくり」のメソッドにあります。香りのイメージをさまざまな角度から描き、精油の個性や相性を考え、じっくりと時間をかけて思いを巡らせながらコンセプトを組み立てていく。アイテムによっては香水さながらにトップノートからミドルノート、ラストノートの構成を組み立てることもあるし、嗅いだ瞬間のイメージに特化して調香することもある。実験前に考えを練り上げる時間が圧倒的に長く、他社製品を参考にしたり真似たりすることは一切ありません。
「スキンケア製品は毎日使うものだから、毎日でも飽きのこない、自然でやさしくほのかな香りに調合するよう意識しています。当社の代名詞ともいえる和ハッカやモミ、ラベンダーなど北海道産の精油は丸みがあってやわらかく、海外産に比べると穏やかな香りです。でもそれぞれに生産者さんたちの努力があり、それぞれの抽出方法や背景の物語があります。そうした目に見えない部分にも思いを寄せながら、ナチュラルアイランドならではの、使う人の心を揺さぶる香りを作っていきたいですね」

- 北海道の精油は、 やわらかく丸みのある香りが特徴
■幸せな記憶から生まれた香りが紡ぐもの
香りのコンセプトを組み立てる上でカギとなるものがもうひとつ。それは小松自身の「香りの記憶」です。
「たとえばモミと白樺のやすらぎシリーズのヒントは、北海道のキャンプの思い出。キラキラ輝く木漏れ日や川のせせらぎ、はじけるような鳥の声......心が弾むような明るさと透明感にあふれる森の記憶を表現しました。カレンデュラ花束ボディミルク〈プレミアムフラワー〉は、タヒチやハワイでレイを首にかけてもらい、ジャスミンやプルメリアの香りに包まれた幸せな記憶から生まれた香り。季節限定の金木犀シリーズは、夫とふたりで歩いた秋の日の思い出から生まれました」。
小松自身の幸せな記憶と結びついているからこそ、ナチュラルアイランドの香りには他社のスキンケア製品にはないオリジナリティがあり、使う人も幸せな気持ちになれるのかもしれません。「私の記憶から生まれた香りにお客さまが共感してくださり、香りが生活の一部となって家族の新しい記憶や物語が紡がれていくなら、これほどうれしいことはありません」と小松。
みなさまの暮らしの幸せな瞬間に寄り添う香りをお届けするために、今日も小松は自分の記憶と、香りの化学と向き合い続けています。
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