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ナチュの森/私たちの好きな北海道

「白老町」で、豊かな自然と歴史に触れる旅

2024.02.29

北海道の南西部にある自然豊かな町、白老町(しらおいちょう)。 ナチュラルアイランドの工場やガーデン・ミュージアムなどが併設された施設「ナチュの森」がある場所です。 札幌からおよそ90km離れたこの地は、豊かな自然やそこで育まれた農水産物、先住民族「アイヌ」の文化と歴史が息づいた町。 広々とした町並みの中ゆったりと流れる時間に身を寄せると、心が軽やかになったり、満たされたり。そんな白老町へ出かけてみませんか。

◆惚れ込んだのは、美しい水と豊かな自然

ナチュラルアイランドが北海道でのモノづくりを目指すきっかけとなったのは、パワー溢れる北海道の植物と美しい水。惚れ込んだその水は、全国水質1位の湖として選ばれたこともある「倶多楽湖(くったらこ)」の湧水です。
北海道でモノづくりを進めるにあたり、私たちはこの湧水が湧き出るほど近くに、スキンケア工場を作ることを決めました。

廃校となった中学校の跡地に建てられたこの場所は、今では湧水を使用したスキンケア製品の工場だけでなく、直営店やガーデン、旧校舎をそのまま利用したミュージアムなどが併設され、ナチュラルアイランドと姉妹会社ナチュラルサイエンスのフラッグシップ拠点「ナチュの森」として運営されています。
"お客さまにお届けする大切な製品を作りたい"そう思わせてくれた魅力あふれるこの場所が、ここ白老町なのです。

写真:「ナチュの森」の程近く、倶多楽湖の湧水が湧き出る「白老虎杖浜親水公園」

◆絵はがきのような景色に出会える町

白老町は、面積が約425.64km²、人口16,000人ほど、南が太平洋に面した海沿いの町です。
東西に細長く伸びた形状をしていて、西は温泉地で有名な登別市、北には新千歳空港で知られる千歳市や伊達市、東は苫小牧市に囲まれています。
白老町に足を踏み入れると、ゆったりと心が安らぐような気分になれるのは、町の約75%を森林が占めているからかもしれません。

トドマツやカラマツ、ミズナラなど多彩な植物であふれる「ポロトの森」や、その森に隣接し冬はワカサギ釣りも楽しめる「ポロト湖」。
そして、私たちが惚れ込んだ、全国水質1位の湖にも選ばれたこともある周囲8kmの雄大なカルデラ湖「倶多楽湖(くったらこ)」といった、まるで絵はがきのような、豊かな景色に出会うことができるのです。

◆歴史に基づく見どころ・特産品

見どころ・施設

白老の歴史を遡るときに外せないのは、幕末、北方警備のため蝦夷地へやってきた仙台藩士たちの物語。
開国が進む中、ロシア南下政策に危機感を抱いた幕府の命によりやってきた彼らは、この白老に陣屋を構え、いつ来るかもわからない海外勢力に備え厳しい訓練を行っていました。今でも、市街地から山間へ進んだ場所には「白老仙台藩陣屋跡」を見ることができ、ここは国指定史跡とされています。
そこに併設された「仙台藩白老元陣屋資料館」も、ぜひ訪れたい場所のひとつ。元陣屋の絵図面や古文書、武具など、約300点の貴重な資料の展示があり、幕末の歴史をたどりながら、当時の仙台藩士の警備や地元の人々との協働の様子を見て取ることが出来ます。

また、白老町のお土産を選ぶなら、白老駅のほど近くに位置する商業施設「ポロトミンタラ」が人気。
品揃え豊富な売り場以外にも、中にある白老駅北観光インフォメーションセンターでは名所やグルメ情報を得られたり、コインロッカーや休憩所、お手洗いがあったりと、観光には欠かせないサービスが集まった施設です。白老町に着いたらまずお立ち寄りいただくと、旅がスムーズに進むかもしれません。
(※各施設の情報は更新される可能性がございます)

特産品

白老町の特産品といえば、全国で名が知られている「白老牛」。絶妙なバランスの霜降り肉が好評で、2008年に開かれた「北海道洞爺湖サミット」の晩餐会でも登場し、絶賛されたそうです。
大正時代から虎杖浜(こじょうはま)地区でつくり続けられている「虎杖浜たらこ」も名物のひとつ。きめの細かい粒と豊かな風味が特徴で、贈り物としても人気が高いひと品です。

◆白老町とアイヌが紡いできた歴史

白老町は北海道の先住民族であるアイヌ民族と深い関わりがある町。
古くからアイヌの人々は「コタン」と呼ばれる集落を築き、自然界の動植物や山、湖、などあらゆるものには「カムイ(神)」が宿るとして、自然と共生する生活文化を作り上げてきました。
白老町には今もなお、古くから受け継がれてきたアイヌの文化や伝統が根付いています。

たとえば、アイヌ文様と呼ばれる独特な美しいデザインをほどこす刺繍文化。
アイヌ文様はモレウノカといううずまきの形や、アイウシノカ(※正しくは「シ」は小さい)というとげに似た形などが特徴的で、伝統衣装などアイヌの道具や持ちものの多くに描かれています。
白老町内には、このアイヌ文様を刺繍したかわいらしい雑貨の販売などを通して、アイヌ文化を伝承するサークルも。あたたかく、そして美しいアイヌ文様が刺繍されたアイテムは、お土産としても喜ばれそうです。

また、アイヌ文化に触れられるスポットといえば、2020年7月にポロト湖畔に開業した、アイヌ文化に関する国立施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」。アイヌ文化復興・創造のナショナルセンターです。
敷地内には、アイヌ文化を展示する国立博物館「国立アイヌ民族博物館」や、アイヌ民族のチセ(家屋)が再現された体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」があり、白老町の自然と、この地で培われてきたアイヌ文化に触れることができます。

写真:ウポポイで販売されている「七知恵せっけん」byナチュラルアイランド
北海道で昔から使われてきた肌に良い7つの植物を配合した石鹸で、パッケージを開くと、アイヌの人々が村の守り神として信仰しているシマフクロウのイラストが姿を現します

◆自然への感謝に触れ、心の豊かさを育む

自然とともに生きてきた文化が息づく町「白老町」。
あるがままの景色が美しいだけでなく、恵まれた自然を守るように湖の水質が保たれていることや、心から自然に感謝するアイヌの人々の生活を感じることが出来る場所だからこそ、魅力的なのではないでしょうか。
ないものに目を向け過ぎずに、あるものに最大限の感謝をする。
私たちが、人にも自然にもやさしいモノづくりを目指す場所としてこの地に導かれたのは、必然であったのかもしれません。

重ねて、旅の醍醐味である美味しい食や、蝦夷地の歴史的文化遺産にも出会える場所。
期待以上の食事はおなか以上に心をも満たし、旅中で新しい価値観に触れ学ぶ経験は、これまでの考え方を見つめ直したり気づきを得たり、心をアップデートするきっかけとなる貴重な時間です。
美しい自然とそれを大切にする文化が色濃く残る白老町で、そんな、心の豊かさを育む旅をしてみませんか。
皆さまの感性を刺激する、素敵なひとときをお過ごしいただけるでしょう。

ナチュラルアイランドの公式YouTubeチャンネルでは、白老町虎杖浜にあるナチュラルアイランドのスキンケア工園「ナチュの森」の様子についてもご紹介しています。あわせてご覧ください。
YouTube:北海道白老町虎杖浜にあるスキンケア工園 ナチュの森
【北海道お出かけスポット】自然と水と戯れてエネルギーチャージする休日の過ごし方 〜ナチュの森〜

北海道のハーブ

ナチュラルアイランドが北海道の生産者さんと協力しながら栽培しているハーブの物語をご紹介します。

公式YouTubeチャンネルではその他の動画も公開中 https://bit.ly/3grKhsp

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